センメルヴェイス・イグナーツの手洗い提唱を称えて-Google Doodle、2020年3月20日

2020年3月22日

センメルヴェイス・イグナーツの手洗い提唱を称えて-Google Doodle、2020年3月20日

新型コロナウイルスが全世界に広がっている今、最も基本的な予防方法で手洗いである。
恐らくグーグルはこの手洗いの由来、そしてその意味と重要性を振り返るためにGoogle Doodle(グーグルドゥードゥル)メインに選定したのではないかと思う。

Googleメイン検索画面に貼ってみるとメインロゴ画像として「センメルヴェイス・イグナーツの手洗い提唱(ていしょう)を称(たた)えて」が設定されている。

このメインログをクリックするとYouTube(ユーチューブ)画面が新しいタブで開きます。

一度も手洗いの由来については考えてもなかったが、このグーグルドゥードゥル(Google Doodle)をみて過去の事情や一人の医者について詳しく知ってることになった。
一人の医者によって世界が変わることもある。今は理解できない研究や技術でも未来にはどうなるかわからない。

グーグルドゥードゥルの役割をしっかり果たせたようでよかったのでブログに残す。

📌Google Doodle(グーグル ドゥードゥル)とは、

ウィキペディア

祝日や記念日などにその日にあわせたデザインに変更された検索エンジン「Google」のロゴである。
「doodle」の辞書的な意味は「いたずら書き」だ。

Google検索ページのロゴは、祝日や記念日などにその日にあわせたデザインに変更されることがある。 最初のGoogle Doodleは1998年8月30日のバーニング・マン・フェスティバルのデザインのもので、それ以来現在に至るまで2000以上のGoogle Doodleがデザインされている。
Google DoodleはGoogleのイラストレーターと技術者のチームが制作している。
Google Doodleは使用している言語版ごとに異なるものを表示でき、その国の選挙やその国固有の祝日などを特定の国だけに表示する事が出来る。

Google の検索ページの検索窓に何も入力せずに「I’m Feeling Lucky」をクリックすると、Google Doodleを紹介するページに行くことができる。
ここでは特定の地域にだけ表示された物も含めた過去のGoogle Doodleも閲覧できる。

📌さって、センメルヴェイス・イグナーツと人は誰?

ウィキペディア

19世紀中ごろには産褥熱(さんじょくねつ)の発生数が多く、産婦の死亡率も高かった。
特にウィーン総合病院第一産科では、一般的な助産師による出産と比べ死亡率が3倍も高くなっていた。
ここに勤務していたセンメルヴェイスは、産褥熱(さんじょくねつ)の発生数を調査し、
1847年、産科医が次亜塩素酸カルシウム(じあえんそさんカルシウム、Calcium hypochlorite)で手を消毒することで劇的に産婦の死亡率を下げることが出来ることを発見した。
発見内容をまとめて「Die Aetiologie, der Begriff und die Prophylaxis des Kindbettfiebers」(産褥熱の病理、概要と予防法)と題した本も出版した。
センメルヴェイスは手洗い法が死亡率を1パーセント未満にまで下げられる科学的な証拠を数多く示したが、この方法は当時の医学界に受け入れられず、むしろ彼に怒り(いかり)を示したり嘲笑(ちょうしょう)したりする医師さえいた。

1865年、センメルヴェイスは神経衰弱(しんけいすいじゃく)に陥り(おちいり)、精神科病棟(せいしん科びょうとう)に入れられた。
そしてここで衛兵(えいへい)から暴行を受けた際の傷がもとで、47歳にして膿血症(のうけっしょう)で死去した。
しかし彼の死後数年を経て、ルイ・パスツールが細菌論(さいきんがく)を、ジョセフ・リスターが消毒法を確立し、センメルヴェイスの理論は広く認められるようになった。